私は以前から「人工無能」に興味があります。
今流行りの人工知能(AI)ではありません。話しかけるとそれらしい答えを返してくれるだけのプログラムです。話しかけた内容を理解している訳ではないため、「知能」ではなく「無能」と呼ばれています。
今なら「チャットボット」というのでしょうが、個人的には「人工無能」という、何やら怪しい言葉の響きが好きです。
この「人工無能」はどうやって作るのかを学びながら、一緒に「Ruby」というプログラミング言語を学んでしまおうというのが「恋するプログラム」という本です。
恋するプログラム―Rubyでつくる人工無脳 (プレミアムブックス版)
- 作者: 秋山智俊
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/11/28
- メディア: 単行本
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2016年頃、Raspberry Piで音声対話可能な人工無能を作ろうとしたことがありまして、ちょうどRubyもかじってみたいと思っていたため、これは良いと読んでみました。
2005年に出版された本なので、いささか情報が古いようですが、基礎的なことを学ぶのには十分でした。
紋切型の応答から、マルコフ連鎖(たくさんの文章から言葉を抜き出し、適当につなげてそれらしい文章を作る方法)を使った文章作成やGoogle検索して応答を作るところまでが解説されています。
私がこの本を知ったときは電子書籍しかなく、hontoで購入しましたが、今なら紙の本で読めます。値段は変わらないので紙の方が読みやすくて良かったなぁと思っています。