私は大学のとき工学部でした。
しかし、電気回路などのハードウェアは苦手だったので、正直なところ電気系の知識はあまりありません。
それでも過去に2回ほど電化製品を修理したことがあります。
どちらも同じような方法で直しました。
1回目 テレビデオ
一度目は大学生のときでした。
当時、テレビデオというテレビ(ブラウン管)とビデオデッキ(ビデオテープを使った録画再生機)が合体した製品を持っていました。
省スペースなので学生の狭いアパートにはピッタリなのですが、テレビとビデオのどちらかが壊れるとどっちも使えなくなるというリスクを抱えた製品でした。
その日は突然やってきました。さあてセガサターンでもするかとテレビの電源を入れたところ、うんともすんとも言いません。
呆然としました。
貧乏学生にそうそうテレビを買い替えるお金なんてありません。
今なら録画機能付きの20インチ液晶テレビが3万円以下で売っていますが、当時は14インチブラウン管のテレビデオが8万円近くしました。テレビ単体でも2~3万円したと思います。
これは自力で直すしかない。そのとき、なぜか直せるという妙な自信がありました。
早速分解してみたところ、あっさり原因が分かりました。
電源ユニット近くにあるヒューズが飛んでいたのです。ヒューズの中の線が切れていたので一発で分かりました。
ヒューズを買ってきて交換したら無事電源が入りました。
この経験から、電源が入らない系のトラブルのときはまずヒューズを確認するという知識を得ることができました。
2回目 サブウーファー
二度目はわりと最近です。
以前、古いAVアンプで音楽環境を構築しました。
このとき、DENONのDSW-11という古いサブウーファーを中古で購入したのですが、少し使ってすぐに調子が悪くなりました。
電源を入れてもちゃんと音が出ないことがあったり、最初は出ていてもそのうち出なくなったりするのです。
接触不良っぽかったので、AVアンプとつなぐケーブルを変えてみましたがダメでした。
返品も考えましたが、2000円程度のものなのでダメ元で治してみるかと分解してみました。
分解前の背面の写真は以下です。
サブウーファー内部のアンプへの電源供給が不安定なのかもと思い、電源ユニット周辺を見てみると、ヒューズを見つけました。
目を凝らして見るとヒューズの両端の金属部分が黒くなっていました。
取り外したヒューズは以下です。
ヒューズを取り外した後の様子は以下です。
古いものなので少し錆びていたようです。こすったらきれいになったので、元に戻してみたら普通に音が出るようになりました。
以下がヒューズと固定金具をKURE 5-56でピカピカにして戻したところです。
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最近の製品はヒューズとか使っていないのかもしれませんが、電源が入らないなどの故障が発生したら、まずはヒューズを疑ったほうがよいかもしれません。