実は無線LANルーターは、ブリッジモードで使うとスイッチングハブと同じように使えます。
この記事では、私が無線LANルーターWRC-1167GHBK2をスイッチングハブとして使うに至った経緯をご紹介します。

エレコム 無線LANルーター WRC-1167GHBK2-I 11ac 867+300Mbpsギガルーター
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2015/01/30
- メディア: エレクトロニクス
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WRC-1167GHBK2を購入した理由
数年前まで結構頻繁に家庭内のネットワーク環境を変えていました。
ベストと思える構成にするため、無線LANルーターは何台も購入しました。
そのうちの1台がELECOM WRC-1167GHBK2です。子機としても使用できるという機能にひかれて購入しました。
我が家の1階はリビングと私の寝室があります。
もともとリビングの隅っこにファイルサーバー用の自作PCを置いていましたが、スペースの都合上、ディスプレイを接続しておらず、メンテナンス性が悪いため、寝室に移動したいと考えていました。
このファイルサーバー、USB接続のHDDの影響なのか、たまにストールするのです。。
しかし、自作PCは有線LANにしか接続できないため、寝室にも有線LAN環境を作る必要があります。
そこで、WRC-1167GHBK2の子機機能を使ってリビングから寝室まで無線LANでつなぎ、有線LANに変換して自作PCにつなげようと考えました。
親機にもなる無線LANルーターなのだから純粋な子機よりも電波感度が強いに違いないという思い込みもあり、かなり期待していました。
WRC-1167GHBK2の子機機能に絶望
しかし、期待が大きかったWRC-1167GHBK2の子機機能はまったく使いものなりませんでした。
起動してしばらくは動いているのですが、そのうち親機と切断してしまうのです。ファームウェアを最新にしたり、親機との距離を変えたりして試しましたが改善せず、使用を諦めてクローゼット行きとなりました。。
WRC-1167GHBK2をスイッチングハブとして復活!
結局、しょうがないので嫌がるカミさんを説得して、部屋にLANケーブルを這わせる許可をもらい、薄い目立たないLANケーブルを買ってリビングと寝室をつなぎました。
これで自作PCもネットワークにつながるようになりました。
しかし、しばらくすると今度は自作PCだけでなく、ノートPCも寝室で安定した有線LANにつなぎたい!という欲が出てきました。
でも複数の機器を有線LANにつなげるためにはスイッチングハブが必要です。
1000BASE-Tに対応したスイッチングハブは安くても1,500円くらいするので、また出費がかさむ。。と思っていたところ、そういえば無線LANルーターのブリッジ機能を使えばスイッチングハブとして使えるのではと思いつきました。
そこで再び日の目を見たのが、WRC-1167GHBK2です。
WRC-1167GHBK2は有線部分が1000BASE-Tなのでばっちりです。iperfコマンドで測定してみたところ、940Mbps出ました。実際の速さも申し分ありません。
今はスイッチングハブとしてしっかり働いてくれています。めでたしめでたし。
あ、そうそう無線LAN機能は不要なのでオフにしています。使わない電波を飛ばしているとWifiが混雑する元になったりして周りに迷惑ですので。
もし自宅に余っている無線LANルーターがありましたら、スイッチングハブとして使ってみてはいかがでしょうか。