コンピューター好きのブログ

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VMwareでNAT接続のWindows 10環境を構築してAndroidタブレットからリモートデスクトップ接続する方法

以前、ファイルサーバー(Ubuntu Linux)上の仮想マシンにWindowsをインストールしました。

 

最初はKVMを使おうとしましたが、あまりの性能の低さに採用を諦め、VMware Workstaion Player を使うことにしました。

 

今回はその続きです。

仮想マシンにAndroidタブレットからリモートデスクトップ接続できるように設定します。

 

 

仮想マシンでリモートデスクトップ接続を許可する

Windows 8.1 proの場合の手順について説明します。(Windows 10 proも全く同じです。)

  1. エクスプローラーを開き、左にある「PC」を右クリックして「プロパティ」を開きます。
  2. すると「システム」画面が開くので、左にある「リモートの設定」を左クリックします。
  3. 下にある「このコンピューターへのリモート接続を許可する」を選択します。「ネットワークレベル認証で・・・」もチェックしてOKを押します。

以上で仮想マシンへのリモートデスクトップ接続を許可できました。

 

VMware Workstation Player でポートフォワーディングする設定を行う

仮想マシンのネットワークをNATにしたので、ポートフォワーディングの設定をする必要があります。

ブリッジにすると、この辺の設定がいらず楽です。

しかし、なぜかうちの環境だと、仮想マシンをブリッジ接続にすると、ファイルサーバーとのVNC接続が頻繁に切れます。

私はファイルサーバーのメンテナンスにVNCを使うことが多いので、ブリッジだと都合が悪く、NATにしました。

ポートフォワーディングの設定は「/etc/vmware/vmnet8/nat」にある「nat.conf」というファイルを編集することで行います。

下の方に[incomingtcp]という項目があるので、そこに以下のように追記します。

太字が追記した部分です。

[incomingtcp]

# Use these with care - anyone can enter into your VM through these...
# The format and example are as follows:
#<external port number> = <VM's IP address>:<VM's port number>
#8080 = 172.16.3.128:80
3389 = 192.168.133.128:3389

タブレットや他のPCからファイルサーバーにリモートデスクトップ接続(使用ポート番号は3389)したら、それをそのまま仮想マシンに渡しますよという意味です。

上記の設定をした後、VMwareのサービスを再起動しないといけないと思うのですが、具体的な手順が分からなかったため、ファイルサーバー自体を再起動しました。

ファイルサーバー再起動後、仮想マシンを起動したところ、他のPCからリモートデスクトップ接続できました!

 

Androidタブレットにリモートデスクトップをインストールする

Google Playに「Microsoft Remote Desktop」が公開されているので、普通にインストールします。

アプリを起動し、右上の「」を押して「Desktop」を追加します。

私はファイルサーバーのIPアドレスを入力し、ログインアカウント、パスワードを記録させました。

 

これでタブレットからリモートデスクトップ接続ができました!

 

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