コンピューター好きのブログ

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自宅のWifiルーターの通信性能を測ってみました(Aterm WG1200HSとAterm WG2200HPの比較編)

今我が家では、1階のリビング用Wifiルーターとして、Aterm WG2200HPを使っています。廉価版のAterm WG1200HSから変更しました。

 

 

しかし、なんだか繋がり悪くなったような気がするんですよね。特に感じるのがスマホゲームアプリのツムツムをするときで、しょっちゅう通信に失敗します。リトライすればうまくいくので、一時的なものだと思うのですが、Wifiルーターとスマホの接続が頻繁に切れているのか、切れてはいないけど通信がうまくいっていないのか。。理由が分かりません。

 

ちょっと不便なので元に戻そうかとも思いましたが、WG2200HPの方が仕様上の性能は上なので、躊躇していました。

  • WG1200HSは5Ghzが最大867Mbps、2.4GHzが最大300Mbps
  • WG2200HPは5Ghzが最大1733Mbps、2.4GHzが最大450Mbps

 

そこで、戻すか否かを判断するために、WG1200HSとWG2200HPの通信性能を実測してみました。

 

測定環境

  • Wifi子機にパソコン(NEC VersaPro VB-F:Windows 10)とスマホ(acer liquid z530:Android 5.1)を使いました。
  • パソコンで11ac(5GHz)と11n(2.4GHz、5GHz)、スマホで11n(2.4Gz)を測定しました。
  • VersaPro VB-Fには11ac機能がないので、USBのWifi子機(ELECOM WDC-867SU3SBK)を使って11ac通信をしました。
  • 測定ツールにはiperfを使用し、サーバー側は1000BASE-Tの有線接続のパソコンとしました。
  • 2.4GHz帯と5GHz帯チャネルはそれぞれ、WG1200HSとWG2200HPで同じにしました。
  • Wifi子機とWifiルーター間は障害物なしで距離約3メートルとしました。

測定方法

  1. サーバー側で「iperf -s」を実行します。
  2. Wifi子機側で「iperf -c <サーバーのIPアドレス> -t 30」を実行します。
  3. 測定が終わるとサーバー側のiperfコマンドが以下のような内容を出力しますので、「xx.x Mbits/sec」の部分から数値を抜き出します。下記だと 46.4 になります。
[ 4] local 192.168.0.xxx port 5001 connected with 192.168.0.xxx port 46046
[ 4] 0.0-30.1 sec 167 MBytes 46.4 Mbits/sec

パソコンはWebからダウンロードしたiperfコマンド、スマホはMagic iPerfというアプリを使いました。

 

測定結果

結果は以下となりました。

・WG1200HS

  1 2 3 4 5 平均
PC(VB-F) 11ac(5GHz) 307.0 354.0 351.0 366.0 339.0 343.4
PC(VB-F) 11n(5GHz) 215.0 215.0 202.0 216.0 214.0 212.4
PC(VB-F) 11n(2.4GHz) 95.2 91.6 93.6 91.7 95.1 93.4
liquid z530 11n(2.4GHz) 46.6 46.5 46.7 45.7 46.4 46.4

 

・WG2200HP

  1 2 3 4 5 平均
PC(VB-F) 11ac(5GHz) 491.0 481.0 481.0 481.0 499.0 486.6
PC(VB-F) 11n(5GHz) 214.0 213.0 213.0 213.0 212.0 213.0
PC(VB-F) 11n(2.4GHz) 99.2 101.0 104.0 100.0 103.0 101.4
liquid z530 11n(2.4GHz) 51.5 51.6 51.5 51.7 51.7 51.6

 

考察

パソコンのWifi子機の性能は、5GHzが最大867Mbps、2.4GHzが最大 300Mbps

スマホのWifi子機の性能は、2.4GHzでおそらく最大150Mbpsです。

なので、仕様上はWG1200HSで十分であり、2台の差はほとんどないと予想していましたが、WG2200HPの方が高めでした。さすが上位機種というところでしょうか。

 

特に11acの性能差は顕著なので、11acを使うならWG2200HPの方が良いと考えます。

ただ、我が家にはほとんど11ac機器がないため、通信性能だけを考えるとWG2200HPを使うメリットはあまりありません。

 

WG2200HPは、スマートリモコンというスマホアプリで管理できたり、設定変更しても再起動が不要だったり、接続している子機の情報を見ることができたりといった機能面での優位性はあるので、もうしばらくWG2200HPを使ってみたいと思います。

(2018/8/16追記:WG1200HSもスマートリモコンで管理可能でした。) 

 

我が家のようにWifi子機が11acに対応しておらず、便利機能も特にいらないということであれば、WG1200HSがおすすめです。今なら4,000円台で売っています。数年使ってみた限りだと、かなり安定しています。

 

 

11acを使いたい、便利機能も使いたいということであれば、WG2200HPがおすすめです。こちらは8,000円台で買えるようです。ただ、ツムツムの件が気になりますので、もう少し検証を続けます。

 

(2018/7/8追記)

やはりWG2200HPだとツムツムがしょっちゅう通信に失敗します。

WG1200HSにするとそんなことありません。両方とも同じチャネルにしているので機種依存だと思われます。

ツムツムするときにストレスが溜まるようになってきたので、WG1200HSに戻しました。 

 

NEC Aterm WG2200HP PA-WG2200HP

NEC Aterm WG2200HP PA-WG2200HP

 

 

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