私は大学生のころ、下記の記事で書いたK6-III 400MHzやWinChip2 240MHzを使っていました。そして、社会人になってからも、しばらくはこれらのCPUを使い続けていました。
その頃(2000年前後)、AMD AthlonやIntel Pentium IIIの動作クロック数が1GHzの大台を突破し、飛躍的にCPU性能が高くなっていましたが、私はその流れに乗り切れずにいました。
社会人になって2年間くらいは、結婚したり、子どもが生まれたりとライフイベントが続いたこともあり、パソコンに多くのお金をかけることができなかったためです。
うちにはSocket 7のマザーボードしかなかったので、AthlonやPentium IIIにしようと思うと、新しい規格のマザーボードやメモリが必要で、そうなると、一式揃えた場合、どうしても5万円以上はかかってしまいます。
それでもパソコンをいじりたいという思いは止められず、新品が駄目なら中古のパソコンを買っていじり倒そうと考え、ハードオフで格安の中古パソコンを買って慰みものにしていました。東芝のビジネス向けデスクトップパソコン(5000円くらい)やフロンティア神代のノートパソコン(1万5000円くらい)を買った記憶があります。
どちらもCPUはPentium 133MHz~166MHz程度で、当時としても非常に遅い部類でしたが、Linuxを入れて使う分には十分でした。
実際、東芝のデスクトップはCPUをWinChip2に換装し、プログラミングなどの実験用Linuxマシンとして活躍してくれました。プログラムのロングランテストのため何日も動かしっぱなしにしてましたが、まったく問題なかったです。
一方、フロンティア神代のノートパソコンは、はずれを引いてしまったのか、しばらくして電源が入らなくなり早々とゴミになってしまいました。。
そんなこんなで、しばらく新しいCPUのパソコンをいじることはできていませんでしたが、どうしてもAMDの新しいCPUを使ってみたい(AMDを選んだのはIntelより安いからです)という思いが止められなくなり、Athlonの廉価版であるDuron 700Mhzを入手しました。マザーボードはAsustekだったと思います。
その後、Duron 1300MHzに換装して普通に使っていましたが、突然悲しい事故が起きました。起動中にいきなりCPUがマザーボードからもげたのです!
これにはビビりました。ミニタワーのケースを開けるとCPUがソケットから抜けてCPUクーラーごと落下していました。CPUはソケットに刺し、抜けないようにロックをしていましたが、このロックがCPUクーラーの重さに耐えきれなかったようです。
この事故でDuronとマザーボードはお亡くなりになりました。
それ以降、むやみに大きなCPUクーラーをつけるのは止めました。最近のCPUクーラーはネジなどでマザーボードにくっつけるものが多いと思いますので、大丈夫だとは思いますが、皆さんも気を付けてくださいね~。