2008年、本格的なサーバーマシンを構築しようと思い立ちました。
このとき、地元のEIDEN(現Edion)のPCパーツコーナーで見つけたのが、CPUにAtom 330を搭載したIntel D945GCLF2でした。

インテル Boxed Intel Board D945GCLF2 Atom330 1.6GHz 1MB FSB533 BOXD945GCLF2
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2008/09/22
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Atom 330は、低消費電力(TDP 8W)でマルチコアなので常時稼働するサーバーにはうってつけのCPUでした。(マルチコアだと複数処理の並列実行性能が期待できます。)
Windows XP ProfessionalをOSにして、VMware Playerの仮想マシン上にCentOSを入れてました。仕事でRed Hat Enterprise Linuxを使うことが多かったため、その勉強も兼ねてそのクローンのCentOSを使いたかったのです。
なぜ、わざわざ仮想マシンでLinuxを使っていたかというと、そのときはSamba(LinuxなどでWindowsとのファイル共有を可能にするもの)の設定が良くわからなかったからです。
このサーバーの主用途は他のWindowsマシンとのファイル共有だったのですが、Samba導入の敷居を高く感じてWindowsの機能を使ったファイル共有にこだわっていました。
あと、サーバーのリモート管理をWindowsのリモートデスクトップでやりたいというのもありました。LinuxだとVNCがありますが、その当時の私はVNCは凄く遅いというイメージを持っていたため、どうしてもリモートデスクトップを使いたかったのです。
CentOSには様々なサーバーソフトウェアをインストールして設定して遊んでいました。Apache(Webサーバー)、OpenVPN(VPNサーバー)、Postfix(メールサーバー)などなど。
ブログサーバーのMovableTypeやWordPressなんかもインストールして公開していました。ただし、サーバーを構築してみることが目的だったので、ほとんど記事は投稿していませんでしたが。。
その後、Atom 330のCPUファンがうるさくなってきたため、Atom D525搭載のファンレスマザーボードIntel D525MWに乗り換えて、同じような構成で使っていました。
Atom 330はハードオフに売りました。
できることはAtom 330とほぼ変わりませんが、ちょっと速くなった(PassmarkのCPU性能値はAtom 330が588、D525MWが703)のと、なにより静かなのが良いです。
その後、D525MWは、サーバーとしての役目を後進に譲りましたが、今でも現役です。たまにひっぱり出してきて、色んなLinuxを入れてみたりして遊んでいます。
動画や音楽の再生などに今でも割と使えますよ~。
さすがにHD(ハイビジョン)動画はちょっと厳しいですが。。

Intel M/B Essential mini-ITX DDR3-800 GMA3150 VGA GbE LAN PCI x1 BOXD525MW
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