コンピューター好きのブログ

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常時稼働サーバーにピッタリだったCPUのおはなし(Intel Atom 330 & Atom D525)

2008年、本格的なサーバーマシンを構築しようと思い立ちました。

このとき、地元のEIDEN(現Edion)のPCパーツコーナーで見つけたのが、CPUにAtom 330を搭載したIntel D945GCLF2でした。

 

インテル Boxed Intel Board D945GCLF2 Atom330 1.6GHz 1MB FSB533 BOXD945GCLF2

インテル Boxed Intel Board D945GCLF2 Atom330 1.6GHz 1MB FSB533 BOXD945GCLF2

 

 

Atom 330は、低消費電力(TDP 8W)でマルチコアなので常時稼働するサーバーにはうってつけのCPUでした。(マルチコアだと複数処理の並列実行性能が期待できます。)

 

Windows XP ProfessionalをOSにして、VMware Playerの仮想マシン上にCentOSを入れてました。仕事でRed Hat Enterprise Linuxを使うことが多かったため、その勉強も兼ねてそのクローンのCentOSを使いたかったのです。

 

なぜ、わざわざ仮想マシンでLinuxを使っていたかというと、そのときはSamba(LinuxなどでWindowsとのファイル共有を可能にするもの)の設定が良くわからなかったからです。

このサーバーの主用途は他のWindowsマシンとのファイル共有だったのですが、Samba導入の敷居を高く感じてWindowsの機能を使ったファイル共有にこだわっていました。

 

あと、サーバーのリモート管理をWindowsのリモートデスクトップでやりたいというのもありました。LinuxだとVNCがありますが、その当時の私はVNCは凄く遅いというイメージを持っていたため、どうしてもリモートデスクトップを使いたかったのです。

 

CentOSには様々なサーバーソフトウェアをインストールして設定して遊んでいました。Apache(Webサーバー)、OpenVPN(VPNサーバー)、Postfix(メールサーバー)などなど。

ブログサーバーのMovableTypeWordPressなんかもインストールして公開していました。ただし、サーバーを構築してみることが目的だったので、ほとんど記事は投稿していませんでしたが。。

 

その後、Atom 330のCPUファンがうるさくなってきたため、Atom D525搭載のファンレスマザーボードIntel D525MWに乗り換えて、同じような構成で使っていました。

Atom 330はハードオフに売りました。

できることはAtom 330とほぼ変わりませんが、ちょっと速くなった(PassmarkのCPU性能値はAtom 330が588、D525MWが703)のと、なにより静かなのが良いです。

 

その後、D525MWは、サーバーとしての役目を後進に譲りましたが、今でも現役です。たまにひっぱり出してきて、色んなLinuxを入れてみたりして遊んでいます。

動画や音楽の再生などに今でも割と使えますよ~。

さすがにHD(ハイビジョン)動画はちょっと厳しいですが。。

 

Intel M/B Essential mini-ITX DDR3-800 GMA3150 VGA GbE LAN PCI x1 BOXD525MW

Intel M/B Essential mini-ITX DDR3-800 GMA3150 VGA GbE LAN PCI x1 BOXD525MW

 

 

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