皆さんはC言語というプログラミング言語をご存知でしょうか。
私は仕事でプログラミングをすることが多いですが、最もよく使うのはC言語です。
C言語の肝はポインタです。
ポインタがあることで、直接メモリをいじることができるし、柔軟なデータ構造を実現できます。
でもこのポインタ、理解しにくいんですよね。
恥ずかしながら、私は大学を卒業するまでポインタをまともに使いこなしていませんでした。研究用のプログラムも、可能な限り配列を使ってお茶を濁していました。
ちゃんとC言語でプログラムが書けるようになったのは就職してからです。
さすがにソフトウェア製品を開発するのに、ポインタなしのC言語プログラムはありえませんので、真面目に勉強して普通に書いたり読んだりできるようになりました。
そこで役立ったのは、最も有名なC言語の本「プログラミング言語C」です。
作者の二人の名前から「K&R」とも言われています。
- 作者: B.W.カーニハン,D.M.リッチー,石田晴久
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1989/06/15
- メディア: 単行本
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この本、初心者がいきなり読むのは辛いかもしれません。
でもある程度C言語を知っている人であれば、読破することで、理解が不十分なところが見通せるようになり、一気に理解が深まると思います。一読されることをおすすめします。
作者のブライアン・カーニハンさんとデニス・リッチーさんはともにC言語を作った人たちですので、まさにC言語を知り尽くした人が書いた本ということになります。
なお、C言語は他の言語自体を作るのにも使われる言語なので、C言語を知っておけば、他の言語を学ぶときも、きっとこの言語のこの仕組みはC言語でこんな風に作られているんだろうな、なんて想像することができるので、理解が速いですよ~。