以前、下の記事でIntel D525MWには光デジタル出力が付いていると書きました。
↓はAmazonのD525MWの商品ページです。

Intel M/B Essential mini-ITX DDR3-800 GMA3150 VGA GbE LAN PCI x1 BOXD525MW
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: 付属品
- 購入: 1人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
実はこれ若干間違いでして、正しくはS/PDIFが付いていました。
S/PDIFって、てっきり光デジタルのことだと思っていましたが、同軸デジタルもS/PDIFって言うんですね。不勉強ですみません。
普通は下記のような製品を繋げるらしいのですが、色々調べたところ、マザーボードのS/PDIFピンに同軸デジタルケーブルを直接繋げられることが分かったのでやってみました。

S/PDIF Audio Optical and RCA Out Back Plate Cable Bracket
- 出版社/メーカー: asus
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
D525MWのS/PDIFピンの位置を確認
まずS/PDIFピンの位置を確認するためD525MWのデータシートを見てみます。
下がD525MWのデータシートです。
S/PDIF部分を拡大すると、下のようにPCIバスの外部インターフェースよりにあることが分かります。
同軸デジタルの場合、「+5 VDC」は使いません。「Ground」と「S/PDIF Out」のみ使います。「+5 VDC」は光デジタルのLED点灯用なのかもしれません。
ピンに直結する同軸デジタルケーブルの材料を用意する
それでは、マザーボードに直結する同軸デジタルケーブルを作っていきます。
材料はRCAビデオケーブル1本とジャンパーワイヤー(オス-メス)2本です。
↓が手元にあったRCAビデオケーブル。普通に電気屋さんやホームセンターなどに売っています。
↓がこれまた手元にあったジャンパーワイヤーです。
ジャンパーワイヤーは、Amazonだと↓のような商品になるかと思います。
ピンに直結する同軸デジタルケーブル を作成する
作成手順は以下です。
- RCAビデオケーブルの被膜を剥き、真ん中と外側の導線を露出する
- 2本のジャンパーワイヤーのオスとRCAケーブルの2本の導線をそれぞれハンダ付けする
- そのままだと導線がむき出しなので、ビニールテープなどで絶縁する
下の写真はハンダ付けしたところです。
RCAケーブルの真ん中とハンダ付けした灰色のワイヤーが信号線(+)、RCAケーブルの外側とハンダ付けした紫のワイヤーがグランド(-)になります。
D525MWに接続する
いよいよ作成した同軸デジタルケーブルをD525MWに接続します。
灰色のワイヤー(+)をPCIバスから遠い方、紫のワイヤー(-)をPCIバスに近い方に接続します。下のような感じです。
AVアンプに接続して音出し!
同軸デジタルケーブルをAVアンプに接続する
次に同軸デジタルケーブルのピンプラグ側をAVアンプ(Pioneer VSX-D814-S)に接続します。
下の写真ではDVR/VCRに同軸デジタルケーブルを接続しています。ちなみにDVD/LDに接続しているのは光デジタルケーブルです。
D525MWをS/PDIF出力に変更する
現在、D525MWにはLubuntu 18.04 LTSが入っていますので、下記の方法でS/PDIF出力に変更します。
- 左下のメニューから「サウンドとビデオ」→「PulseAudio音量調整」を開く
- 「設定」タブを選び、プロファイルを「デジタルステレオ(IEC958)出力」に変更
VSX-D814-Sの電源を入れる
分かりにくいですが、VSX-D814-Sの電源を入れると下記のように無事デジタル接続と自動認識されました。
表示領域の左上に「SIGNAL AUTO」とあり、次の段に「DIGITAL」と表示されています。
YouTubeを再生する
D525MWでFirefoxを起動し、YouTubeの適当な動画を再生したみたところ、無事音がでました!やった!
うーん。やっぱりアナログより音がクリアな気がする。(プラシーボ?)
皆さんも、もしS/PDIFピンが搭載されたマザーボードをお持ちであれば、試してみてはいかがでしょうか。結構音は良いらしいですよ。(耳に自信がないので評価は人任せ)