我が家はESETのセキュリティソフトを使用していますが、今日PCを起動したら↓のようなウィンドウが出ました。
IPアドレスが重複しており、ある「コンピュータ」が悪意のあるトラフィックを送信しているとのこと。
無線LANやVPNを使っているので侵入されていたらやだなと思ってこの「コンピュータ」がどのネットワーク機器なのか特定してみました。
ベンダー名を確認する
↑のウィンドウの「コンピュータ」をマウスでポイントするとIPアドレスが表示されます。
そこでまずはこのIPアドレスが割り当てられているMACアドレスを確認します。
ネットワーク機器にはMACアドレスという番号が割り振られており、この番号の割り当てはネットワーク機器ベンダーごとに決まっているため、MACアドレスが分かればどの機械が問題のIPアドレスを使っているのか見当がつきます。
ローカルネットワーク内のIPアドレス使用状況が確認できるNetEnum※というアプリを使用して見てみると、ベンダー名は「Luxshare Precision Industry Company Limited」になっています。
我が家では見慣れないベンダー名です。
ネットで調べると中国の電機メーカーのようですが、それ以上はわかりません。
※NetEnumの使い方については↓の記事に書いていますのでよろしければご覧ください。
無線なのか有線なのかを切り分ける
我が家はNECのAterm WG2200HPを使用しているのですが、この機種には「見えて安心ネット」という機能があります。
無線でつながっている機器のMACアドレスが見える機能です。
この機能を使って問題のMACアドレスがあるか確認したところ見当たりませんでした。
無線接続ではないようです。
VPNサービスを停止する
有線接続だとがわかったので、外部から侵入するとしたらVPNが怪しいです。可能性はかなり低いとは思いますが、念のためサービスを停止しました。
が、依然として問題のMACアドレスは存在します。VPNは関係ないようです。
有線接続している機器を思い出す
こうなったら有線接続しているネットワーク機器を片っ端から思い浮かべ、NetEnumに表示された素性の明らかなものを除外していきます。
これでようやく問題のMACアドレスがAmazon Fire TV Stickであることがわかりました。
IPアドレスが重複した原因
昨日ルーターを再起動したのが原因と思われます。
我が家はルーターのDHCPサーバー機能を使って各ネットワーク機器に自動でIPアドレスを割り振っているいるのですが、Fire TV Stickだけはルーター再起動時に新しいIPアドレスが割り当てられず、前に割り振られたIPアドレスを使い続けていたようです。
対処
Fire TV Stickを再起動したところ、Fire TV Stickに新しいIPアドレスが割り当てられ、無事IPアドレスの重複は解消しました。
もし同様な事象が発生した方がいたら、Fire TV Stickを再起動されるとよいかもしれません。