以前、↓で自作スマートスピーカーと赤外線LEDを使ってテレビを制御する記事を書きました。
このときはAndroidスマホで自作のGoogle音声認識アプリを使って命令していましたが、後に↓のようにRaspbery Pi + Google Assistant を使うようになりました。
そして、さらにその後、理由は忘れましたがしばらく自作スマートスピーカーシステムを撤去していました。
最近子どもがOk Googleを使って「めざましじゃんけん」をしたいと言い出したので、復活させるにあたり、ついでに赤外線LEDをパワーアップしてみました。
赤外線LEDのパワーアップを思い立ったきっかけ
以前使用していた赤外線LEDは1個だけです。
当初はテレビの制御だけを考えていたのでこれで十分でした。しかし、LEDが1個だけなので離れた場所にある複数の機器を制御することが困難です。
照明を制御する場合はLEDを上に向ける必要がありますが、いちいち手動でそんなことやってられません。それなら普通にリモコン使った方が早いですもんね。
そこで、赤外線LEDを複数にして離れた場所の機器を制御可能にしようと考えました。
使用する赤外線LED
赤外線LEDを複数にするためにゲットしたのは下記仕様のものです。6個セットで150円でした。2019/2頃に購入しました。
- VF=1.35V
- IF=100mA
- 半減角=15度
考えた回路
電源はRaspberry Pi Zero WのGPIOから出ている5Vを使います。このため、VF=1.35VのLEDを直列に3個までつなげることができます。
4個だと1.35V × 4 = 5.4Vとなり5Vを超えてしまいますが、3個だと1.35V × 3 = 4.05Vとなり5Vに収まるためです。
秋月電子さんが公開して下さっている↓の「LED・抵抗の計算式」を参考に、抵抗値を計算すると (5V - 4.05) ÷ 0.1A※ = 9.5Ω となりますので、10Ωの抵抗を使うことにしました。※0.1A = 100mA
http://akizukidenshi.com/download/led-r-calc.pdf
作った回路は下記になります。
動作を確認
さっそく既存の回路に取り付けて設置したところ↓のようになりました。
テレビのオン・オフなどをしてみましたが、問題なく動作しているようです。
実は数か月前に照明を変更したため新しい照明のリモコンをまだRaspberry Piに記憶させていません。このため、すぐに照明の制御が試せない状態です。今度試してみたいと思います。