大学4年生のとき、モバイルPC「TOSHIBA Libretto 50」を手に入れました。卒業研究のためにどこでも使えるWindowsPCが必要!と親に訴えて買ってもらいました。(訴状が嘘っぽいですが本当ですよ(^_^;))
Libretto 50は、当時世界最小のWindows 95パソコンで、CPUはPentium 75MHz、メモリは16MB、HDDは810MB、画面の解像度640×480でした。
さすがに素のままでは使用が厳しかったので、まずはめちゃ高い16MBのメモリを装着して32MBにし、分解して配線を切断するという荒業でベースクロックを25MHzから33MHzにし、CPUを100MHz駆動にしていました。
それでも、今やガラケーにも及ばないスペックですが、文書作成やプログラミングなど色々使えて便利でしたね。
初めて手にしたノートPCだったこともあり、いつも肌身離さずという感じでした。
当時、大学で3Dグラフィックスの研究をしており、LibrettoでVisual C++を使ってOpen GLのプログラムを書いてました。Open GLとは、簡単にコンピューターグラフィックスを扱えるライブラリです。私が使っていたのはかなり初期のバージョンで確か1.2だったと思います。(Wikipediaによると最新は4.6のようです)
Open GLの解説書が英文しかなくて読むのに苦労したのも今では良い思い出です。
あと、少しVRMLをかじっていました。VRMLとは、ブラウザで3Dモデルを表示し、アニメーションさせたりできる言語です。Librettoでちまちまと3Dモデルを作ったことをよく覚えています。こちらはもう役目を終え、X3Dという標準に移行したみたいです。
その後、HDDを4GBに換装し、WindowsとFreeBSDのデュアルブートなんかにもしていましたが、数年使い倒した後、父に譲ってしまいました。
そして今、経緯は忘れましたが、また父から返却されて手元にあります。
今日、クローゼットから引っ張り出し、電源を入れてみました。電源ランプが付いたので、おっと思いましたが、画面は映りませんでした。残念!
改めて見るとキーボードキーが小さい!よくこんなので打ててたなー。
高校生の子どもは一目みて形が気に入ったようです。時代を超えて愛されるデザインなんでしょうか。