私はWindows 10や各種Linuxをインストールするとき、主にUSBメモリをインストールメディアにしています。
理由は、DVDよりも読み込みが速く、インストールが早く終わるからです。
ただ、USBメモリをLinuxのインストールメディアにした場合、WindowsでこのUSBメモリを再利用しようとしても、パソコンが認識してくれない(ドライブ文字が割り当てられない)ことがあります。
その場合、私はWindows 10の「ディスクの管理」(スタートメニューを右クリックすると出てくる)でUSBメモリのパーティションをすべて削除し、新しくパーティションを作っています。
しかし先日、「ディスクの管理」でも対応できないケースに遭遇しました。
CentOS 7用のインストールメディアにしたUSBメモリをWindowsに刺したところ、認識せず、「ディスクの管理」でUSBメモリ自体は見えるものの、消せないパーティションがあるのです。
この消せないパーティションがあると、新たなパーティションを作ったりフォーマットすることができないらしく、USBメモリを再利用できなくて困ってしまいました。
そこで、ネットで調べたところ、diskpartというコマンドでUSBメモリの初期化(パーティションをすべて削除)できることを知りました。
使い方は下記になります。
- スタートメニューを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を起動します。
- 開いたウィンドウでdiskpartと入力し、Enterを押します。
- list diskと入力し、Enterを押します。
- 3で表示されたディスク情報から、USBメモリのディスク番号を確認します。
- select disk x と入力し、Enterを押します。※xはUSBメモリのディスク番号です
- cleanと入力し、Enterを押します。
実際に私がUSBメモリの初期化を行ったときは、下記のように実行しました。
赤字が入力したコマンドです。
PS C:\WINDOWS\system32> diskpart
Microsoft DiskPart バージョン 10.0.17763.1
Copyright (C) Microsoft Corporation.
コンピューター: DESKTOP-3JTAMJ5
DISKPART> list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 119 GB 0 B
ディスク 1 オンライン 465 GB 0 B
ディスク 2 オンライン 7711 MB 0 B
DISKPART> select disk 2
ディスク 2 が選択されました。
DISKPART> cleanDiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。
USBメモリの初期化ができたら、あとは「ディスクの管理」で 下記のように未割り当てになっている領域に新しいシンプルボリュームを作成し、お好きなファイルシステムでフォーマットするだけです。
このdiskpart、Windows 10に初めから入っているコマンドです。
私の様に困った方がいたら、是非使ってみていただければと思います。
くれぐれも、USBメモリに大事なデータが入っているときは実行しないようにしてくださいね~。