現在、USB接続HDDのファイルを共有するため、Intel D525MWにCentOS 7をインストールして常時稼働しています。
↓はAmazonのD525MWの商品ページです。
Intel M/B Essential mini-ITX DDR3-800 GMA3150 VGA GbE LAN PCI x1 BOXD525MW
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: 付属品
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Asrock Q1900B-ITXのUbuntu 18.04 LTSでは、USB接続HDDをつなげると、たまにフリーズしていたのですが、D525MWではまったく問題ありません。
非常に安定して動作しており、とても満足しています。
しかし、ふとD525MWのマニュアルを見たところ、光デジタル出力のインターフェースがある※ことが分かり、Windowsでこれを使いたい気持ちがむくむくと湧いてきました。
※インターフェースはありますが、実際に光デジタルケーブルが刺せるわけではありません。別途下記のような製品が必要になると思います。
S/PDIF Audio Optical and RCA Out Back Plate Cable Bracket
- 出版社/メーカー: asus
- メディア: Personal Computers
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部品を調達して自分で作るなら以下のようなものが必要かと。
角型光デジタル通信コネクタ(送信用・シャッター付) PLT133/T10W: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
ということで、D525MWをWindowsマシンにするため、Windows 10をインストールしてみましたので、その手順をご紹介したいと思います。
- Windows 10インストール用USBメモリーを作る
- D525MWをUSBメモリーでブート可能にする
- USBメモリーでブートしてWindows 10をインストールする
- デバイスマネージャーでデバイスの認識状況を確認する
Windows 10インストール用USBメモリーを作る
メディア作成ツールをダウンロードする
下記のページで「ツールを今すぐダウンロード」をクリックし、Windows 10のインストールメディア作成ツール(MediaCreationTool1809.exe※)をダウンロードします。
※今回はファイルの数字部分が1809でしたが、これはダウンロードする時期で異なります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
USBメモリーにWindows 10のインストーラーを書き込む
下記の手順でUSBメモリーにインストーラーを書き込みます。
- 8GB以上のUSBメモリーをパソコンに差し込みます。
- MediaCreationTool1809.exeをダブルクリックして起動します。
- 「準備ができるまで少しお待ちください」と表示されるので、しばらく待つと「適用される通知とライセンス条項」が表示されます。内容を読んで「同意する」を押します。
- 再び「準備ができるまで少しお待ちください」と表示されるので、しばらく待つと「実行する操作を選んでください」と表示されるので、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選びます。
- 「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外し、「アーキテクチャ」を「32bit(x86)」※にします。ちなみに「言語」は「日本語」、「エディション」は「Windows 10」のままとします。
- 「使用するメディアを選んでください」と表示されたら「USBフラッシュドライブ」を選んで「次へ」を押します。
- 「USBフラッシュドライブを選んでください」と表示されるので、差したUSBメモリーのドライブを選んで「次へ」を押します。
- ダウンロードとUSBメモリーへの書き込みが始まるので、しばらく待ちます。
※32bitを選択する理由は、D525MWに64bit版Windows用のグラフィックドライバーが用意されていないためです。グラフィックドライバーがないと、小さい解像度でしか画面に表示できず、描画が遅いので動画再生が厳しいです。
D525MWをUSBメモリーでブート可能にする
こちらについては、下記の過去記事を参照ください。D525MWのBIOSの設定方法を記載しています。
USBメモリーでブートしてWindows 10をインストールする
USBメモリーでブートしたら、後は普通にWindows 10をインストールしてください。
グラフィックやサウンドのドライバーはWindowsと一緒にインストールされますので、別途インストールは不要です。
デバイスマネージャーでデバイスの認識状況を確認する
Windows 10でデバイスマネージャーを開くと、下記のようにすべてのデバイスが認識されています。私にとって最重要のS/PDIFも認識されているようです。
以上で無事D525MWにWindows 10をインストールできました。
ちょっと触ってみましたが、遅いです。
HDDが余りものの2.5インチ60GB(しかもPATAをSATAに変換してD525MWに接続)なのがかなり足を引っ張っています。
グラフィック性能が低いので、YoutubeなどのHD動画再生は厳しそうですが、DVDなどのSD動画や音楽なら再生に問題はないと思います。
いずれ絶対このD525MWで光デジタル出力をしたいと思います!
(2019/06/02 追記)
その後、D525MWから光デジタルではなく、同軸デジタルでS/PDIF出力する方法が分かったので試してみました。↓の記事を書きましたので、よろしければご覧ください。