先日、AndroidタブレットでPCゲームをするために、KVMの仮想マシンでWindows 10を起動してみました。
しかし、結局、KVM上のWindows 10のパフォーマンスが十分ではなく、まともにPCゲームができませんでした。
そこで、KVMは諦め、VMware Workstation Player(VMware)を使ってみようと思い立ちました。
それでは、KVMからVMwareに移行してみます。移行先はVMware Workstation 12 Playerです。
- Windows 10のディスクイメージをqcow2形式からvmdk形式に変換する
- VMware Workstation Playerで空の仮想環境を作る
- VMware Workstation Playerの空の仮想環境のvmdkファイルを置き換える
- VMware Workstation Playerで仮想環境を起動する
Windows 10のディスクイメージをqcow2形式からvmdk形式に変換する
まず、下記のコマンドを実行し、KVMのディスクイメージファイルをVMwareのディスクイメージファイルに変換します。
qcow2のイメージファイルは60GBあったので結構時間がかかりました。
qemu-img convert -O vmdk <qcow2ファイル> <vmdkファイル>
VMware Workstation Playerで空の仮想環境を作る
次に、VMwareを起動し、Create New Virtual Machine で空の仮想マシン環境を作ります。私は下記の構成で作りました。
- CPU 2コア
- メモリ 2GB
- HDD 60GB
- ネットワーク(NIC) ブリッジ
CD-ROMドライブには、Windows 10のインストールディスクイメージ(isoファイル)を指定します。こうすると、VMwareが勝手にWindows 10の仮想マシンを作ると判断してくれます。
英語の文言は忘れましたが、HDDのイメージファイルは、「1つのファイルを使う」方を指定しました。
VMware Workstation Playerの空の仮想環境のvmdkファイルを置き換える
上で作った仮想マシンのデータ格納先ディレクトリに、ファイル名の末尾が ".vmdk" というファイルがあるので、それを削除します。
そして、qcow2形式からvmdk形式に変換したファイルを同ディレクトリにコピーし、削除したファイルと同じファイル名にします。
VMware Workstation Playerで仮想環境を起動する
準備ができたので、Windows 10の仮想マシンを起動します。
VMwareのウィンドウの左の領域に作成した仮想マシンが表示されているので、それを選択すると、右の領域にPower Onというボタンが出ます。これをポチっとします。
無事Windows 10が起動しました。
おぉ!KVMより明らかに速い!快適です!
次はVMwareの仮想マシンにAndroidタブレットからリモートデスクトップ接続してみます。