4年くらい前、ファイルサーバーのCPUを交換しました。それまではIntel Atom D525を使っていました。
Atom D525に特に不満は無かったのですが、最寄りのEDIONのPCパーツコーナーでウィンドウショッピングを楽しんでいたところ、ASRockのQ1900B-ITXというIntel Celeron J1900を搭載したマザーボードを見つけてしまいました。
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ASRock Motherboard Mini ITX DDR3 1066 Q1900B-ITX [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: ASRock
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このCeleron J1900、4コアで仮想化支援機能が付いていてファンレスでメモリも最大16GBまで載せられます。(Atom D525は2コアで仮想化支援がなく4GBまで)
これだけメモリが積めれば仮想マシンも余裕で動かせる!しかも仮想化支援機能付き!ということで欲しくて堪らなくなり、ファイルサーバーの調子が悪くなって交換しないといけなくなったことにして、大蔵大臣に購入の許可を得ました。確か9,000円位だったかと思います。
その後、ワゴンセールされていた16GBのDDR3メモリ(返品されたものらしい)を14,000円位で購入し、Windows 8 Proをインストールして、仮想環境の構築を行いました。
仮想化ソフトとして何を使おうか迷いましたが、まずはWindows 8 Proに付いているクライアントHyper-Vを選択しました。Hyper-Vは勤め先で使ったことがあるし、使い方を覚えておけば後々役に立つかもと思ったためです。
しかし、これは失敗でした。Hyper-Vを使い始めてからネットワーク周りの動きが怪しくなったのです。
ホストOSでインターネットから大きなファイルをダウンロードしようとすると、頻繁にエラーになります。
どうもHyper-Vの導入はホストOSの動作に影響するようで、ネットで調べて色んな設定を試しましたが駄目でした。
どうしようもないのでHyper-Vの使用は諦めて次に選んだのはVMware Playerです。
VMware PlayerにCentOSなどのLinuxやWindows 98などの古いWindowsを入れて遊んでいました。
しかし、ふと「ファイルサーバーとしてWindowsを使うのはライセンスがもったいないな」と思い始めました。
最近のLinuxはほとんどWindowsと同じことが出来るとはいえ、やはりネットを見たりOfficeを使ったりという用途だとWindowsの方が個人的にしっくりきます。
そこで、ファイルサーバーをUbuntu Linux 14.0.4 LTSで構築することにしました。
敷居が高いと感じていたsambaのファイル共有も特に問題なく、色々いじっていますが安定して稼働しています。
家にたくさんある写真や音楽などのデータを蓄えておく場合、ファイルサーバーではなく、NAS(ネットワーク接続ストレージ)製品を利用する方も多いと思います。
でも自分でいちからサーバーを作り上げていくのは勉強になるし面白いです。コンピューターに興味があって時間のある方にはサーバー自作をおすすめします。
多くの方がネットにたくさん情報を公開して下さっていますので、見よう見まねで大丈夫ですよ~。