コンピューター好きのブログ

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CPUオンボードのおススメMini-ITXマザーボード3選

皆さんはパソコンの自作ってしたことありますか?

私は学生の頃から自作をはじめ、もう20年以上やっています。

 

自作をはじめた当初は、とにかく安くて高性能であることが重要で、大きさや騒音などは度外視していました。省電力なCPUは高くて性能が低かったので、「こんなの誰が買うんだろう」なんて思っていました。

 

でも最近は、安くて消費電力の低いCPU付きのマザーボード(CPUが直付けされていて交換できないもの)しか目に入りません。

 

日常的に使用するには、静かで存在を主張せず、小さくて設置の自由度が高い方が良いと思うようになったからです。

ファイルサーバーのように常時稼働したり、リビングのテレビに繋いで使ったりする場合、うるさいと気になってしまいますし、でかいと邪魔ですもんね。

 

今どきのオンボードCPUは、低消費電力なのでファンが無いものもありますし、仮にあってもそんなにうるさくはないです。性能も私にとって必要十分です。

機能拡張も最近はほとんどUSBで事足ります。

そこで、今回はおススメのCPU付きのMini-ITXマザーボードをご紹介したいと思います。

 

 

BIOSTAR A68N-5600

AMD製4コアCPU A10-4655M APUを搭載したマザーボードです。

PassmarkのCPUスコアは2594です。仮想化支援機能AMD-Vに対応しています。

今回ご紹介するマザーボードで唯一、メモリを最大32GBまで積むことができますので、複数の仮想マシンを同時運用する場合にも心強いです。

ただし、CPUファン付きなのでファン無しよりは音が気になるかもしれません。

2018/9/23現在、Amazonで9,780円でした。  

 

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BIOSTAR AMD A10-4655プロセッサ オンボード Mini ITXマザーボード A68N-5600

BIOSTAR AMD A10-4655プロセッサ オンボード Mini ITXマザーボード A68N-5600

 

 

ASRock J5005-ITX

Intel製4コアCPUのPentium Silver 5005を搭載したマザーボードです。

PassmarkのCPUスコアは2987と今回ご紹介するCPUの中では最速です。

懐かしの高性能CPU Core2 Quad Q8300 に匹敵します。

仮想化支援機能のVT-x/VT-d/EPTに対応していますが、メモリが最大8GBなので、複数の仮想マシンを同時運用するのには向かないかもしれません。

2018/9/23現在、Amazonで14,747円でした。  

 

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ASRock Intel Quad-Core Processor J5005チップセット搭載 Mini ITXマザーボード J5005-ITX
 

 

ASRock J4105-ITX

上記ASRock J5005-ITXの下位バージョンです。

Intel製CPU Celeron Quad-Core J4105を搭載しており、PassmarkのCPUスコアは1975です。(2019/05/22追記:今日確認したところPassmarkのCPUスコアが2645になっていました)

懐かしのCore2 Duo最終世代 Core2 Duo E7600と同等の性能。メモリは最大8GBまで積めます。

仮想化支援機能のVT-x/VT-d/EPTに対応しているので仮想化もばっちりです。

2018/9/23現在、Amazonで10,850円でした。 

 

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ASRock Intel Quad-Core Processor J4105チップセット搭載 Mini ITXマザーボード J4105-ITX
 

 

まとめ

それぞれ一長一短がありますが、利用シーン別のおススメは以下になるかと思います。

仮想マシンを複数同時に動かして運用したい

BIOSTAR A68N-5600がおススメです。何と言ってもメモリを最大32GBまで搭載できるのが大きいです。仮にメモリを4GB割り当てる仮想マシンが3個あっても、同時に動かすことができそうです。(個人用途でそのメリットがどれだけあるか分かりませんが、私個人としては、食指が動きまくりです)

CPUファン付きなのが残念ですが、消費電力がTDP 25Wなのでしょうがないですね。(あとの2つはTDP 10W)

 

静穏なマシンで簡単な動画編集がしたい

今回ご紹介した中でもっともCPU性能が高く、CPUファンなしのASRock J5005-ITXがおススメです。

軽い動画編集であれば十分できます。子どもが所持しているCore i5-3317U搭載のパソコン(NEC Lavie タイプZ LZ550/HS)はCPUスコア3089で、このマザーボードと大して性能は変わりませんが、スマホで撮影した動画をAviUtlというアプリでそれほどストレスなく編集できていました。

また、新しい製品なのでUSB3.1に対応しています。HDMI2.0対応で4K@60HzもOKです。ディスクをSSDにすれば無音PCが作れます。

 

静穏な常時稼働のファイルサーバーを導入したい

CPUファンなしで安いASRock J4105-ITXがおススメです。静かですし、SATA3が4つ付いているので、HDDを4つ繋いでお手軽にファイルサーバーを構築できます

また、J5005-ITXほどではないですが、CPU性能もそこそこ高いです。

このマザーボードのCPU性能は、私が持っているQ1900B-ITX(CPUスコア1854)とそれほど変わりません。Q1900B-ITXはフルHDの動画再生や通信カラオケ程度なら難なくこなしますので、このマザーボードも問題ないはずです。

 

以上、おススメのCPU付きMini-ITXマザーボードでした。

 

(c) 2018 toomath