コンピューター好きのブログ

主にコンピューター・ラズパイと電子工作・オーディオ関連の記事を書いています。

デスクトップPC用ACアダプター電源と100円ショップのプラスチックコンテナでPCを自作してみました

以前、100円ショップのプラスチックかごでPCケースを自作した記事を書きました。

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これはこれで問題なく使えており問題はないのですが、結構高さがあるのが玉にキズ。

最近Mini-ITX CPUオンボードマザーボードのIntel D525MWでS/PDIF(同軸デジタル)出力可能な音楽サーバーを構築したため、これを収めるためのもう少し(高さが)コンパクトなケースを作ってみました。

電源の大きさを何とかする

CPUオンボードのMini-ITXマザーボードを使う場合、おそらく一番容積が大きく場所をとるのは電源です。

できるだけコンパクトなケースにするには、電源を小さくする必要があります。

手元には普通の大きさのATX電源しか余っていないため、もっとコンパクトなものを入手しないといけません。

 

D525MWにはPCIスロット(PCI Expressではありません)しかなく、どうせグラフィックカードは刺さないしHDDまたはSSDを1個しか繋げないので電源容量はそんなにいりません。

しかも音楽サーバーなので静かな電源にしたい!ということで前から気になっていたデスクトップPC用ACアダプター電源を導入してみました。

ゲットしたのは↓の製品です。2,100円でした。

 

↓のようにSATA用電源コネクタ2個、フロッピードライブ用電源コネクタ1個、CPU用電源コネクタ1個が付いています。

ACアダプター対応電源

ACアダプター対応電源

 

あわせて↓のACアダプターも購入しました。1,880円でした。

↓のような感じです。結構でかいです。

ACアダプター

ACアダプター

 

Mini-ITXが寝かせて収まる容器を調達する

それではお楽しみのケース材料探しです。100円ショップで物色します。

最終的にダイソーのキッチン用品売り場にあった↓のプラスチックコンテナに決めました。ちょっとお高めの300円です。

PCケースにするプラスチックコンテナ

PCケースにするプラスチックコンテナ

容器を加工する

バックパネル用の穴を開ける

まずはキリと万能ハサミを使ってマザーボードのバックパネル用の穴を開けます。

サイズを合わせて開けないといけないため、微調整が必要となり結構大変でした。2時間くらい格闘したと思います。

ちょっとサイズを間違えて穴が大きくなったので、すき間から電源スイッチと同軸ケーブルを通しました。結果オーライです。

 

仮組みして起動させるとすると↓のような感じになりました。電源の青色LEDが眩しい!

仮組みしたところ

仮組みしたところ

ACアダプター対応電源周り

ACアダプター対応電源周り

マザーボードの裏面に下記のようなスペーサーを使ってプラスチック段ボールをくっつけており、それを両面テープでケースに張り付けて固定しました。

HDDや電源・HDDのLEDはマザーボードの横に置いてあるだけですが、特に問題ないのでそのままにします。なので仮組みと言いつつほぼ完成です。あとはACアダプター用の穴を開けるだけです。

ACアダプター用の穴を開ける

こちらはキリと太いプラスドライバー、ニッパーを使って開けました。

↓のようになりました。仕上がりの汚さが格闘の様子を物語っています。

ACアダプター用の穴

ACアダプター用の穴

完成

蓋をかぶせて完成です!

↓のようになりました。上に乗っているのはRaspberry Pi2と同軸デジタルケーブルのアンプに差す端子(黄色いやつ)です。

自作PCケースのバックパネル部分

自作PCケースのバックパネル部分

問題点

意気揚々と起動して数時間使ってみたところ、ひとつ問題に気づきました。

ケース自体が結構温かい。これってCPUによくないかも。。と思い下記のコマンドでみてみたところ。。。78度!これはやばい

cat /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon0/temp2_input
cat /sys/devices/platform/coretemp.0/hwmon/hwmon0/temp3_input

しょうがないので蓋を外したところ44度くらいに落ち着きました。

でも蓋をあけっぱなしだと埃が気になるのでいずれ何とかするつもりです。

今後の課題

上記のようにケースの通気性に問題ありなので、蓋に穴を開けて網状にしたいところです。また、D525MWはファンレスですし、せっかく静かなACアダプター電源にしたのでHDDをSSDにして完全無音を目指したいと思います。

 

 

ちなみにRaspbery Piを使うともっとお手軽に小さな無音音楽サーバーが作れそうですが、3+まではメモリが1GBしかないのがネックです。

D525MWだとメモリが4GBまで積めるので、OSをUbuntuにしてFirefoxを使えばYouTube MusicやAmazon Musicなどでも音楽を聴けていい感じです。

しかもVNCサーバーを立てればスマホやタブレットからも操作できます。

 

Raspbery Piも最新の4の4GBモデルであればいけるかもしれませんが、手元にないので試せていません。

いつかRaspberry Pi 4の4GBモデルをゲットして実験したいな~と思っている今日この頃です。

 

以上、デスクトップPC用ACアダプター電源とプラスチックコンテナでPCを作ってみたお話でした~

 

(2019/12/30追記)

SSDにして完全無音化しました!↓の記事に顛末を書きましたのでよろしければご覧ください。

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