以前↓の記事に書いたように念願のCore i7 2600Kを手に入れてウキウキした毎日を過ごしておりました。
しかし、ある日 GPU-Zというアプリを使ってCPUの温度を確認したところ、20~30%程度のCPU使用率でも50℃を超えていることが分かりました。
このCore i7 2600KのPCはケースファンが付いておらず、ケース内の温度が高くなりがちだろうなとは思っていましたが。。あまり精神的に良くないです。
それならケースファンをつけてみようと思い立ちましたが、手元にあるのはペリフェラルコネクタ(IDE規格のHDD等で使うもの)から電源を取る12cmの古いやつ。回転数の制御ができません。しかもこのPCのケースは小さいので12cmファンを取り付けるところがない。
お金をかけたくないし常時ファンがうるさいのは嫌。なので、手元にあった材料を使ってファンの回転を制御できるようにし、無理矢理ケースに取り付けてみました。その顛末をご紹介します。
材料
材料は下記になります。すべて手元にあったものです。
- 12cmのケースファン …以前持っていた古いPCケースについていたもの。
- つまみ付き可変抵抗(確か10KΩ) …以前購入したもの。
- 薄いアクリル板 …以前100円ショップで購入したもの。
- コードフック …以前100円ショップで購入したもの。
- もち焼用の網 …以前100円ショップで購入したもの。
- ビニールタイ …以前から手元にあったもの。
作り方
下記の手順で作成しました。すみません。一部写真を撮り忘れたので完成後の写真からご想像ください(^_^;)
ケースファンに可変抵抗をつける
ケースファンの回転数を制御するため、電源ケーブルを切って間に可変抵抗を挟みます。
ケースファンにファンガードをつける
ファンがむき出しだと非常に危険なので、もち焼き網のファンガードをつけます。
アクリル板を加工する
アクリル板をケースカバーの代わりにするため、ほどよい大きさに切断し、ケースファンと可変抵抗用の穴を開けます。
アクリル板にファンと可変抵抗をつける
ビニールタイを使ってアクリル板にケースファンと可変抵抗を固定します。
ケースにアクリル板を固定する
ケース下部にコードフックを張り付け、そこにアクリル板を差し込んで固定します。
完成
ようやく完成です。↓はPCを起動しているときの写真です。
↓はファンのアップになります。これはPCが停止しているときの写真です。
効果を確認
それでは、ケースファン取り付けによる冷却効果を確認してみます。
GPU-ZのSensorsタブの「CPU Temperature」で確認します。GPU-Zは下記から入手できます。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/gpuz/
Youtubeの動画を複数同時に再生し、CPU使用率20~30%程度をキープしている状態で測定しました。
ケースファン取り付け前
ケースファン取り付け後
上記の通り、ケースファン取り付け前は54℃前後、取り付け後(ファン回転数最大)では45℃前後となりました。9℃も下がりましたのでかなり効果があると言えるかと思います。そのうえ回転数を可変にしたので負荷が低い作業をするときは回転数を下げて静かにすることができます。
以上、可変抵抗を使ってケースファンを回転制御可能にしてみたというお話でした~
手元に可変抵抗があれば簡単にできますので、手元に余っている可変抵抗がある方は試してみてはいかがでしょう?