結構前ですが、Amazonプライムビデオで「老人Z」が無料だったので家族で観ました。
私が高校生のときに公開された映画で、レンタルビデオ屋さんに並んでいたのを覚えています。そのときから江口寿史さんの描いた女性のパッケージが気にはなっていましたが、借りるところまではいきませんでした。
それがこうして家にいながら気軽に見られるようになったとは、良い時代になったものです。
「老人Z」は、高齢化社会を題材にした映画です。
といっても、真剣にその状況を憂いている感じはほとんどありません。
老人介護用のロボットが暴走してしまい、それを止めるために大騒動が巻き起こるというストーリーです。
私はどたばたと慌ただしく展開する話が好きなので、とても面白かったです。
子どもも喜んで観ていました。
劇中で連呼される「厚生省なめんな~」はまだ耳に残っています。
一番印象に残っているのは、病院に入院している老人たちが大活躍するところです。老人なのにコンピューターを駆使して事態の収拾を図ります。
すごく格好良くて、私もこんな老人になりたいと思いました。
後から知りましたが、原作・脚本は大友克洋さんでした。私は大友克洋さんの映画が好きなので、楽しめたのも納得です。