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格安SIMをご利用のお子さんが修学旅行で台湾に行くなら現地SIM+Wifiルーターがおススメです!

子どもが高校の修学旅行で台湾に行くことになりました。3泊4日です。

子どもはいつもスマホ漬けなので、「こんな時くらいネットを離れ、異文化を肌で感じ、友人たちとの親交を深めて欲しい。」と思いつつも、いざ連絡が取れないとなると心配です。海外なので特に。

 

そこで、台湾でもスマホでデータ通信(主にLINE)が使えるようにする方法を調べてみました。

 

 

キャリアの海外サービスを使う

我が家は格安SIMのmineoで契約しているので関係ないですが、一応、最大手キャリアdocomoの海外サービスも調べてみました。

(mineoの場合、海外で通話やSMSはできますが、データ通信はできません)

  1. 海外パケホーダイ ・・・1日最大2,980円で無制限に使用できるサービスです。
  2. パケットパック海外オプション ・・・1日980円で国内契約しているパケットパックなどのデータ量が使えるサービスです。

4日間使うとなると、海外パケホーダイの場合、2,980円×4日間=11,920円、パケットパック海外オプションの場合、980円×4日間=3,920円になります。

海外パケホーダイ高すぎ!

 

Wifiルーターをレンタルする

イモトのWifiなどで知られるWifiルーターレンタルサービスを利用する方法です。

イモトのWifiの場合、台湾4日間で料金シミュレーションをしたところ、3Gだと2,720円、4G(LTE)で5,120円でした。3Gだと割と安いですが、4Gは5,000円越えです。結構かかりますね。

 

現地のWifiを使う

ホテルなどの無料Wifiを使う方法です。

無料で使えますが、セキュリティ面が心配です。様々な人々と同じ電波を使うので通信を盗み見される可能性があります。また、偽のアクセスポイントを設置され、そこに接続してしまうことで、スマホの中の情報を抜き取られる可能性があります。

 

台湾で使えるプリペイドSIMを入手する

台湾で使用可能なプリペイドSIM(契約なしで使える買い切り、使い切りのSIM)を入手してスマホやWifiルーターに刺して使う方法です。

台湾では5つの携帯通信会社があるようで、4G(LTE)は、日本で対応していないバンド(周波数帯)を除くと、3(1.8GHz)、8(900MHz)、28(700MHz)、41(2.6GHz)を使用します。

各社の対応バンドは下記のようになっています。

 

中華電信 ・・・3、8

台湾大哥大 ・・・28

亞太電信 ・・・8、28、41

遠傳電信 ・・・3、28、41

台灣之星 ・・・8

 

(ちなみに3Gはバンド1(2.1GHz)です。ただし、2018/12/31をもって上記すべての会社で3Gのサービスが終了するそうです。)

 

子どものスマホはAcer Liquid Z530で、対応バンドは1、3、19、21、28です。

なので、3と28の2バンドが合致する中華電信遠傳電信が良さそうです。

 

SIMは空港で売っているらしいので、子どもが自分で買えばよいのですが、聞いてみたら自信がないとのこと。。

 

こういう時は何でも売っているAmazon頼み!

Amazonで検索したところ、遠傳電信(FAREASTONE)のSIMを見つけたので、早速購入しました。

↓の商品です。5日間データ通信無制限で2018/11/24時点で1,050円です。

 

 

このSIMをスマホに刺せば台湾でデータ通信ができるのですが、Liquid Z530はデュアルSIM対応ではないため、mineoのSIMと差し替える必要があります。しかも遠傳電信のSIMのAPNの設定が必要です。

 

APNの設定は日本でやっておき、台湾でAPNをmineoから遠傳電信に切り替えればよいのですが、SIMの差し替えは子どもにとってハードルが高い模様。良く考えると抜いたmineoのSIMを台湾で無くされても困りますし。。

 

そこで、対処として下記を考えました。

  1. デュアルSIM対応のスマホを買う
  2. 台湾で使うWifiルーターを用意する

1はLiquid Z530を機種変更するような形になりますが、Liquid Z530はまだ使えるし、アプリの移行などが面倒です。

2であれば今使っているスマホはそのまま使えるし、スマホにWifiの設定をするだけで済みます。

 

ということで、Wifiルーターを購入することにしたのですが、まだ時間があったので何を購入するかは詳細に検討していませんでした。

 

そんなときに近所のリサイクルセンターで見つけたのが、NEC MR03LNです。

厳密にはSIMフリーではないようですが、ネットで調べると海外のSIMでも使用実績があります。

動作未確認でジャンク扱いですが、全ての付属品が付いて500円でした。ヤフオクなどを見ると大体3000円~5000円位するようなので格安です!

 

 

家に帰って早速手持ちのDMM mobileのSIMを指してみると。。。普通に使えます。リサイクルショップの方はこういう製品に不慣れで動作確認しなかったようです。ラッキーでした。

 

そして。。子どもがいよいよ台湾に行くことになったため、MR03LNに遠傳電信のSIMを指し、下記のサイトを参考にAPNと海外ローミングの設定をしました。

 

AtermMR03LNを海外SIMで使う為の設定一覧 – 旅したまへ

 

ちゃんと使えるかどきどきでしたが、夜になって無事台湾にいる子どもからLINEで連絡が来ました。使えてよかった~。

旅行中に連絡が取れて親的には安心出来て良かったです。

 

修学旅行で海外に行く子どもさんとLINEなどでやり取りしたい場合、docomoと契約されている方であれば、パケットパック海外オプションを使うのが良いと思います。しかし、海外でのデータ通信に対応していない格安SIMをご利用であれば、現地SIMとWifiルーターの組み合わせがおすすめです。

 

私の場合、たまたま格安のWifiルーターを入手できたのでSIM代の1,050円+ルーター代の500円=1,550円で済みました。

でも仮に3,000円で入手したとしても1,050円+3,000円の4,050円で済みます。しかもWifiルーターは、今後海外旅行に行くときに使えます。

セキュリティ面でも金銭面でも良い選択でした(^O^)/

 

(c) 2018 toomath