私は割と寒い地方に住んでいます。
冬は暖房器具が必須です。
大学生のときから同じ地方に住んでいますが、学生のとき、友人のアパートの部屋の中の水道が凍りました。
今まで我が家はリビングの暖房にコロナの温水ルームヒーターとダイニチの標準的な石油ファンヒーター(FW-3215S)を併用していました。
石油ファンヒーターは下の写真のような灯油を燃やして暖まった風を吹き出す暖房器具で、知っている方が多いと思います。
でも温水ルームヒーターは知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ダイニチ 家庭用石油ファンヒーター Sタイプ プラチナシルバー FW-3215S-S
- 出版社/メーカー: ダイニチ
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: ホーム&キッチン
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温水ルームヒーターとは下記の仕組みで動く暖房設備です。
- 室外機で灯油を燃やして液体を温める
- 床下のチューブを通じ、温められた液体を室内機に送る
- 室内機が液体で暖められた空気を部屋に送出する
室外で燃焼するので室内の空気が汚れず、室内機が高温になりすぎないので安全というメリットがあります。
我が家は一応、高断熱・高気密住宅です。
このため、空気はクリーンな方が好ましいということで、家を建てたときハウスメーカーに勧められるままに設置しました。
しかし、すでに耐用年数を超えていますし、昨今の灯油価格の上昇で年々暖房費がかさむようになってきたため、今後の暖房手段を検討することにしました。
手段1:温水ルームヒーターを継続して使う
メリットは、家の中の空気がクリーンで室内機が熱くなり過ぎず安全なことです。
デメリットは、燃料のコストが高く耐用年数を過ぎた室外機のボイラーがいつ壊れるか心配なことです。
また、液体を温めるまで時間がかかるので暖房開始までに数分かかります。すぐに暖まりたいときはこの待ち時間が結構つらいです。なので石油ファンヒーターを併用していました。
そして、使用する灯油は宅配で室外のタンクに入れてもらう必要があるためガソリンスタンドで購入するよりも割高となります。私の住んでいる地域ですと、2018/11/18現在、ガソリンスタンドだと約90円、宅配だと約110円で差額が20円となっています。
過去の実績から、1シーズン400リットルくらい宅配で購入しているので1シーズンの石油ルームヒーターのコストは110円×400リットル=44,000円となります。
そして、併用していた石油ファンヒーターの分は過去実績(平均一か月に20リットルの灯油タンク×4の灯油を購入)から、1シーズンを11月~4月の6か月間とすると、20リットル×4個×90円×6か月=43,200円になります。
合計すると44,000円+43,200円=年間87,200円でした。結構かかってますね。。
計算してみてこんなにかかっていたことを初めて知りました。
手段2:寒冷地エアコンを購入する
メリットは、空気がクリーンなこと、安全なことに加えてオール電化になるため電力会社との契約により少し電気代が優遇される※ことです。(私は勝手に温水ルームヒーターは無関係と思っていましたが、冷暖房やキッチンのコンロ、湯沸かし器などを全て電化しないとオール電化にはならないそうです)
あと、灯油を買いに行く手間も、宅配してもらう必要もありません。
※我が家が契約している中部電力はすでにオール電化割引が終了していました。。なので現在このメリットはありません。
デメリットは、エアコン自体の値段が高い(20~25万円程度)ことと、電気代が高くなることです。最近の寒冷地エアコンだと一日8時間使うとして、電気代は一か月4,500円位のようですが、我が家の場合は12時間は使うと思うので大体6,800円位と思われます。
となると1シーズンのコストは11月~4月の6か月間使用するとして、6か月×6,800円=40,800円となります。
エアコン本体を10年で減価償却すると考えると、1シーズン20,000~25,000円くらいとなるので、電気代とエアコン代で年間60,800~65,800円程度になる計算です。
温水ルームヒーターを使い続けるより安いです。
ただ、エアコンだけで本当に暖まるのかという不安はあります。
手段3:省エネ高出力の石油ファンヒーターを購入する
メリットは、暖房器具の値段が安い(30,000円~60,000円)こと、起動が早いのですぐに部屋が温まることです。
デメリットは、暖房器具内部で直接灯油を燃焼するので部屋の空気の汚れが心配なのと、器具を触って火傷をする恐れがあることです。
また、ガソリンスタンドなどに灯油を買いに行ったり数日に一度灯油を補給する必要があります。
1シーズンのコストについては、石油ファンヒーターだけを使ったことが無いので試算が難しいのですが、省エネ機能を考慮して石油ルームヒーターと併用していたときの1.5倍使うと予測すると、43,200円×1.5倍=64,800円となります。
こちらもエアコンと同様10年で減価償却するとすると、灯油代と石油ファンヒーター代で年間67,800~70,800円となります。
石油ファンヒーターはかなり暖まることが分かっているので、パワーに不安はありません。
上記3案を検討した結果、比較的安く済んで暖房のパワーに不安がない手段3の「石油ファンヒーター」案を採用することにしました。子どもは高校生なので、ヒーターを触って火傷することもないでしょうし。
早速、最寄りのEDIONに行って石油ファンヒーター売り場で店員さんの説明を聞き、下記のダイニチ FW-5718SGX-Wを税込み54,000円で購入しました。
ダイニチ 石油ファンヒーター(木造15畳/コンクリート20畳まで)【暖房器具】Dainichi クールホワイト FW-5718SGX-W
- 出版社/メーカー: ダイニチ
- メディア:
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下記の点に惹かれ、思い切って最も高機能な機種の中の最も高出力なものにしました。
- タンクが9リットルで灯油の補給回数が少なくて済む
- 使っていないときはルーバーが閉じるので内部に埃が入らない
- 運転時にルーバーが動いて効率的に部屋を暖めてくれる
- 灯油の残量が8段階で液晶表示されて分かりやすい
- 人感センサー、温度センサーにより、部屋の温めが不要な時は自動で運転を一時停止する
- タンクの補充口のキャップがワンタッチで手が汚れない
2週間くらい使っていますが期待した通り快適です。まだそれほど寒くないからというのもありますが、3回しか給油していません。
あと、使ってみて分かりましたが、タイマー機能付きなので朝起きる前に動かしてリビングを暖めておけます。今までこれは石油ルームヒーターの役目でした。これで石油ルームヒーターを使う理由は完全になくなりました。
この石油ファンヒーターは今まで使っていた標準的なファンヒーターに比べると機能が豊富でパワーもあり、私もカミさんも大変満足しています。
一点だけ気になるのはカミさんが昼間一人でリビングで座っているとき、人感センサーが感知してくれず止まってしまうことです。たまには動いた方が良いと思うのでこれはこれで良いかもと個人的には思っています。
(2019/05/25追記)
さすがにもう今年の冬まで灯油を買うことはないと思いますので、結局2018年~2019年の冬に灯油代がいくらかかったのか集計してみました。
昨シーズン満タンにしておいた200リットルタンク分が 200リットル × 110円/リットル = 22,000円、ガソリンスタンドで購入した灯油が 39,109円 だったので、合計61,109円でした。
想定が64,800円だったので思ったよりも安く済みました!良かった~(^▽^)/
(2020/05/10追記)
2019年~2020年の灯油代を集計してみました。
暖冬の影響だと思いますが、合計45,574円でした。
暖冬が地球温暖化のためだとすると、環境的には心配ですが家計的には助かります(^_^;)
(2021/04/24追記)
2020年~2021年の灯油代を集計してみました。合計51,528円でした。
新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長かったせいか、去年より高くなってしまいました。でも想定より安いです。
(2020/01/05追記)
冬場の浴室と浴室への通路の暖房効率を上げるため、カーテンによる間仕切りをしてみました。結構効果がありましたのでよろしければ↓の関連記事をご覧ください。