コンピューター好きのブログ

主にコンピューター・ラズパイと電子工作・オーディオ関連の記事を書いています。

不調のサブウーファーのリレーを掃除して復活させてみました

以前、調子の悪くなったサブウーファー(DENONのDSW-11)のヒューズを拭いて修理した記事を書きました。

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その後、しばらくは普通に使えていたのですが、いつの頃からかまた音が出なくなりました。AVアンプと接続しているケーブルの端子を何度か抜き差しすると「ボッ」と大きな音がして以降は使えることもあったのですが、最近は音が出たとしても非常に小さく、「プツプツ」とか「ポツポツ」という感じの音しか出なくなりました。

 

この症状をネットで調べるとリレーの接点が汚れている可能性があるとのこと。

参照した記事だとリレーを分解して接点をティッシュペーパーで拭けば復活すると記載されています。それならいっちょやってみよう!とDSW-11を分解し、まずはリレーを見たところ、↓の写真のようになっていました。

DSW-11のリレー

DSW-11のリレー

OMRONのG2R-2A4が使われています。↓のものです。

参考にしたネット記事のリレーはカバーが外れるタイプのものでした。このため、できるだけ楽に済ませたいと思い、まずは基板についた状態のままカバーだけ外すことを試みました。しかし、このリレーはカバーが外れる仕様ではなく諦めました。

そこで、「しょうがない。新品と交換するかぁ」と思いましたが、ダメ元で強引にカバーを割ってみることにしました。

まずははんだごてを使って基板からリレーを外します。そして、端子が出ている面の端っこにマイナスの精密ドライバーを差し込んでいくとカバーが浮くような感触があったため、力任せにこじ開けると、↓の赤で囲った部分を割り取ることができました。

リレーのカバーを割り取った部分

リレーのカバーを割り取った部分

運よくこの部分にリレーの接点があったため、大学ノートの切れ端にKURE5-56を染み込ませ、拭き拭きしてみました。 

ティッシュペーパーを使わなかったのは、リレーの接点周辺が広く開放できておらず、接点の間にティッシュペーパーを通す自信がなかったためです。

拭いた後、ノートの切れ端にうっすら黒い汚れがついたように見えたので、綺麗になった(はず)と判断し、割り取ったカバーをビニールテープで張り付け、再び基板にはんだ付けして修理完了としました。

 

恐る恐る電源を入れてみたところ。。無事電源が入ることを確認できました。

次は音出しです。

AVアンプにつないで音を出してみたところ。。おぉちゃんと鳴っている!やっぱりリレーだったのか!と自力で修理できたことに感動してしまいました。

まともに音が出なくなってからクローゼットに入れっぱなし。いつ捨てようかと思っていたものが復活できてめちゃくちゃ嬉しいです。しかもただ!これ重要。

 

リレーの割り取った部分をテープで止めてあるだけなので耐久性に不安はありますが、様子を見ながら使っていこうと思っています。

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